とある複業家の日記

日々の活動記録

受験英語の概観 文法

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単語編に引き続き、文法編です。文法、大切ですからね。具体的な項目別の内容については別のところで説明をしています。

 

以下、テキストの貼り付けです。

☆文法
受験英語で扱われる文法事項は非常に多いです。そこで、大切になるのが、『全体像を把握する』・『文法事項をグループ化して学習する』・『どのように問われるのかを意識する』ことです。

*全体像を把握する
簡単にいえば、ある文法分野を学ぶ際、目次を見て、今から自分は全体の中のどの分野を学習するのか、をしっかりと認識した上で学習を始めるということです。また、学習後にもう一度目次を確認することで、より全体への意識が強まるでしょう。

*文法項目をグループ化する
非常に多くの文法分野を学習する際、1つ1つの分野を別なものとして学習していると、いざ問題を解く際、すぐに何の分野かを認識し、知識を引き出すことができないという弊害が生じてしまいます。頭の中でしっかりと理解するためにも、バラバラではなくまとまりを作って学習することが大切です。具体的に、準動詞の例を使って説明してみましょう。

名詞的用法 → to V①不定詞の名詞的用法(~すること)、V-ing④動名詞(~すること)、V-ed⑦なし
形容詞的用法 → to V②不定詞の形容詞的用法(~するべき、~するための)、V-ing⑤現在分詞(~している)、V-ed⑧過去分詞(~される、~された)
副詞的用法 → to V③不定詞の副詞的用法(~するために等)、V-ing⑥分詞構文(訳多数)、 V-ed⑨分詞構文(訳多数)
①②③:『不定詞』 ④:『動名詞』 ⑤⑧:『分詞』 ⑥⑨:『分詞構文』 で勉強

 

まず、受験英語において重要な文法事項として、「不定詞」「動名詞」「分詞」「分詞構文」が挙げられますが、この4つを総称して『準動詞』と言います。その上で上記の見てみるとわかる通り、本来であればまとめて学習されるべきものが、別々に学習されるのです。こういったことがあるために、頭の中で整理ができないということが起こってしまうのです。そこで、学習する際には常に「グループ化」を意識し、まとめて理解するように心がけることが大切です。

*どのように問われるかを意識する
文法を学習すると、様々な原則や決まりが出てきます。しかし、それを単に覚えただけでは点数に結びつけることはできません。実際に問題で「どのように問われるか」を意識し、問題演習を行なうことが重要です。具体的に、shouldの省略の例を使って説明します。
<shouldの省略>
助動詞の分野で、「that節で用いられるshouldの用法」というものを習います。具体的には、その中の1つとして、「提案・要求」などを表す動詞に続くthat節でshouldが用いられると習います。以下の例文を見てみましょう。

 I suggest that you should stay at the hotel. そのホテルに泊まることをお勧めします。

「提案」を表す動詞suggestがあるため、that節内でshouldが使われています。
しかし、ここで終わってしまっては問題を解くことはできません。以下の問題を考えてみましょう。

 The doctor suggests that he (stops / stop) smoking.

答えはstops / stopのどちらになるでしょうか?常識的に考えれば、heが3人称単数なので、動詞にsが付いてstopsが答えになりそうですが、正解はstopです。
なぜかというと、実はこのようにthat節内で用いられるshouldは省略可なのです。つまり、本来shouldがあったものの、それが省略されたので、動詞の原形であるstopが残ってしまったのです。

このように、文法事項の中には、原則を覚えているだけでは不十分で、「どのように問われるか」を意識しなければ設問に対応できないということが多々あります。演習問題をやる際には、自分なりに出題のされ方を整理する、つまりインプットよりもアウトプットに力を入れることを意識していきましょう。

 

 以上となります。

 

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