今回は、不定詞・動名詞。不定詞・動名詞・分詞・分詞構文を合わせて、準動詞と言います。指導をする際には、準動詞という枠組みの中で、それぞれの役割について説明をしています。
準動詞。
動詞になり切れなかったもの。
動詞に何かがついたもの。
と説明しています。
具体的には。
動詞はV。
これに、toやing、edがついたもの。
これが準動詞です。
以下、いつも通り読みづらいですが笑、テキストを貼り付けます。
☆準動詞とは
『不定詞』『動名詞』『分詞』『分詞構文』のことを言います。受験英語においては、学習しなければならない文法事項が非常に多いのが現実です。そこで、頭の中でしっかりと整理するためにも、グループ化して学習することが大切です。そのひとつが、この準動詞です。ここで整理しておきましょう。
☆準動詞の全体像
名詞的用法 → to V①不定詞の名詞的用法(～すること)、V-ing④動名詞(～すること)、V-ed⑦なし
形容詞的用法 → to V②不定詞の形容詞的用法(～するべき、～するための)、V-ing⑤現在分詞(～している)、V-ed⑧過去分詞(～される、～された)
副詞的用法 → to V③不定詞の副詞的用法(～するために等)、V-ing⑥分詞構文(訳多数)、 V-ed⑨分詞構文(訳多数)
①②③：『不定詞』 ④：『動名詞』 ⑤⑧：『分詞』 ⑥⑨：『分詞構文』 で勉強
☆不定詞の名詞的用法と動名詞 (①・④)
ex. I like to play baseball. I like playing baseball. →このように、like という動詞は目的語にto V・V-ing の両方をとることが可能です。
⇒しかし、動詞によって目的語に何を取れるかは異なります。
(ⅰ) to Vのみ (ⅱ) V-ingのみ (ⅲ)両方 (ⅳ)両方取れるが意味が異なる
(ⅱ) V-ingのみ 「メガフェップスだ」(ゴロ合わせ)
mind enjoy give up avoid finish escape put off (postpone) stop deny admit 等
(ⅳ) 両方取れるが意味が異なる
remember forget
ex. Don’t forget to see him. ※過去指向
訳：彼に会うことを忘れるな
ex. I don’t forget seeing him. ※未来志向
訳：彼に会うことを忘れていない
(ⅰ) to Vのみ
want hope expect …
欲する 望む 期待する ※未来志向
(ⅲ) 両方
begin start …
まとめ：基本的には、(ⅱ) → (ⅳ) → (ⅰ) → (ⅲ)の順で動詞を覚えることが先決ですが、
覚えていない動詞が出てくることもあり得るので、『to V ・V-ingの基本的な考え方(未来志向・過去指向)』を頭に入れておきましょう。
☆不定詞の意味上の主語
It is necessary for him to study hard. 一生懸命に勉強することは彼にとって必要だ
It is kind of you to do so. そのように行動するなんてあなたは親切だ
※人の性格・性質を表す形容詞が来る場合に、forではなくofを使う
☆原型不定詞
知覚動詞と使役動詞の2パターンをしっかりと頭に入れよう
パターン①：知覚動詞 + 目的語 + 原型不定詞
I saw him enter the room.
cf.もっとも、知覚動詞の場合には、知覚動詞 + 目的語 + V-ingも
可能である点に注意！
パターン②：使役動詞 + 目的語 + 原型不定詞
She made him go there.
cf. getにも使役動詞(～させる)の意味があり、その場合には、get + 目的語 + to V となる点に注意！
※もっとも、上記①②は原則であり、受動態になるケースに注意が必要！！！
・I saw him (enter/entering) the room.
→He was seen to (to enter/entering) the room by me.
・She made him go there.
→He was made (to go) there by her.
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