とある複業家の日記

日々の活動記録

受験英語の概観 実戦編 精読

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いくら大学入試制度改革とは言っても、受験英語という考え方は、(残念ながら?)当面は続くと思います。学校の先生方とお話をする機会も多いですが、ネイティブの先生を多く入れて教育はするものの、どうしても受験を見据えて…とどこかのタイミング(学年)で切り替える必要があるそうです。

 

難しいですね。

 

やはり高校生にとっては、大学受験が1つのゴールになってしまっていますからね。

 

まぁ仕方がない。

 

良い大学にいって、よい企業に就職して…。

 

という考え方がまだまだ残っていますからね。

 

少なくとも、いま教育を行なっている方々が学生だった頃は、そう言われてきたわけですからね。

 

30年スパンくらいで考えないと、大きくは変わりませんよね。

 

話がだいぶ逸れてきましたが、今回は精読編をお送りします。

 

単語編、文法編はこちらから。→

受験英語の概観 実戦編 単語 - 石井隆浩の日記

受験英語の概観 実戦編 文法 - 石井隆浩の日記

 

☆精読
精読は英語を読めるようになるための、とても大切な段階です。この後に待っている長文読解で、正確に読み解くためにも、学習した文法事項がどのように使われているかを確認しながら、英文を構造化することが大切です。では、具体的には何をすればよいかをお話します。

*SVを見つけることがスタート
精読をやるといっても、一体どこからスタートすればよいかがわからない人も多いと思います。簡単に言います。まずは「SVを見つける」ことからスタートしてください。これにはわけがあります。『受験英語の概観』でも説明したとおり、日本語と英語の語順は異なります。英語は、基本的に「誰がどうした」というSVがはじめに来て、その後に意味を限定する修飾語句が来て、情報をより具体化していきます。つまり、英文を読む際には、まずSVを捉えることができないと全く意味がわからないということになってしまうのです。とはいっても、SVを見つける作業はそう簡単にはできません。なぜならば、難しい英文ほどSを修飾する部分が長くなり、SとVの位置がかなり離れてしまうからです。このような場合でも、的確にSVを捉え、訳出できるようにすることが精読の1番のテーマです。1文1文が訳せなければ、その集合体である長文も当然読むことはできません。まずは、1文1文的確に訳せるように練習していきましょう。

*意味のまとまりをつかむ
受験英語の概観』でも書きましたが、もうひとつ重要なことは「意味のまとまりをつかめるようになる」ことです。これを身につける手法としてスラッシュリーディングというものがあります。これは、英文を読む中で、スラッシュを入れる位置にルールを設け(他動詞の後ろ・前置詞の前など)、スラッシュとスラッシュの間をひとまとまりとして、意味を理解し、読み進めていくというものです。この手法を使うか否かは別として、『受験英語の概観』でも示したように、「意味のまとまり」をつかみながら読み進めることができるようになることが大切です。慣れないうちは、実際に英文にスラッシュを入れながら、読んでいくこともひとつの手法でしょう。「意味のまとまり」をつかむトレーニングを通して、英文を「前から読む」力をつけていきましょう。

 

参考→

受験英語の概観 精読 - 石井隆浩の日記

 

以上となります。