とある複業家の日記

日々の活動記録

受験英語の概観 実戦編 文法

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インプットとアウトプットは両輪。なんてよく言いますが。自分が普段発している言葉を文章にすると、思考の整理もできて、とても効果的ですね。新たな学びになります。

 

教科指導という観点では。

 

英語・数学・国語を教えてきました。

 

いまも一部教えています。

 

最近は、小論文や面接も多いですね。

 

前回は単語編でしたが、今回は文法の実戦編です。

 

以下テキストを貼り付けます。

 

☆文法
受験英語の概観』でも書いたように、文法学習においては「全体像を把握する」「文法項目をグループ化する」「どのように問われるかを意識する」ことが大切です。今回は、これらを達成するために、具体的にどのように勉強をすればよいかを中心に話を進めます。

*文法問題集の使い方
文法に関して、学校や塾などで基本的な勉強をした後は、自習として文法問題集をやることになります。とは言っても、どのように進めればよいか疑問に思う人もいるでしょう。問題集というのは、ただこなすだけではあまり意味がありません。では、どのように使っていけばよいのでしょうか。
まず、前提として、単語のときと同じように「締め切りを設定する」ことが大切です。その上で、解いていくわけですが、まず1回目はどんなに自信がなくとも、何も見ずに自力でやってみましょう。ほとんどできないかも知れません。それでいいのです。重要なのは、「できる問題とできない問題を見分ける」ことです。そして、できなかった問題にチェックをつけておき、2回目で解けばいいのです。このとき、注意すべきことは、たとえ勘で正解した問題であっても、正解したわけですから2回目は解かなくてよいということです。それよりも2回目ではできなかった問題をできるようにすることに力を注ぎましょう。このように、2回目でできなかった問題は3回目で、3回目でもできなかった問題は4回目で…という形で進め、できない問題をなくしていきましょう。このように進めれば、1回目→2回目→3回目…と順を追うごとに短い時間でこなすことができます。ただ、何回やってもできない問題も中にはあると思います。そういう問題は、思い切って捨ててしまいましょう。できないものはできないのです。むしろ、その問題につぎ込む力を、他の多くの問題を確実に解答する力を身につけることに注いだほうが、ずっと効果的です。

*どの問題集を選べばよいか?
どのように進めるかは今述べた通りですが、それ以前の問題として、どの問題集を使えばよいかという問題があると思います。確かに、問題集の中には学校や塾で多く使われている定番書のようなものもありますが、重要なのは文法問題集には2つのタイプがあり、それをしっかりと使い分けていくことです。その2つのタイプとは、「分野別に並んでいるもの」と「分野がごちゃ混ぜになっているもの」です。理想を言えば、まず前者の問題集で分野別に出やすい問題を整理した後、後者の問題集で実際に問題を解きながら、分野別の知識を出力する練習をすることがよいと思われますが、受験生には2冊の問題集を仕上げるだけの時間はないと思います。そこで、前者の問題集をやったあとに、過去問や模擬試験を通して知識を出力することがよいと思われます。ここで言うのもなんですが、受験英語で大きな配点を占めるのは長文です。ですから、純粋な文法問題を解く練習はほどほどにして、長文読解に多くの時間を割くようにしましょう。

*優先順位の意識
文法に限らず、勉強全般に言えることですが、優先順位を考えて勉強することはとても大切です。どの試験を受けるにしても、勉強しなければならない分野は膨大です。その全部を同じ力で勉強しようと思っても、おそらく無理でしょう。ただ、心配ありません。なぜならば、全分野が出題されるわけではないからです。はっきり言って、出ないところ、あまり重要でないところは勉強する必要はないのです。逆に出やすいところ、重要なところを重点的に勉強することで確実に成果は出ます。これを「選択と集中」と言いますが、あらゆる勉強において重要な原則です。
前置きが長くなりましたが、この文法学習こそ、優先順位を意識することが大切なのです。実際、出題されやすい分野というのはあります。それは、センター試験や私立大学の過去問を分析してみればわかることです。大雑把に挙げれば、「時制」「態」「準動詞」「関係詞」「比較」「仮定法」といったところです。当然、これらを理解するための前提として「品詞」の知識は欠かせませんが、いずれにしても出やすい分野というのは限られています。なぜ限られるかといえば、やはり重要だからです。重要な分野を集中的に勉強する、ということを考えれば、問題集を解く際にも、先にあげた分野を特に時間をかけ、じっくりと勉強すべきであることがわかると思います。皆さんも「選択と集中」を意識して問題集に取り組みましょう。

 

参考→

受験英語の概観 文法 - 石井隆浩の日記

 

今回は以上となります。