精読編です。個人的には、この部分がかなり重要だと思っています。英語4技能化、アクティブラーニングなどなど、単語だけが独り歩きしている印象ですが、やることは、基本は変わりません。
以下、テキストの貼り付けです。
☆精読
精読はなぜ行なう必要があるのでしょうか?それは、『学習した文法がどのような形で文中で使われているかを見るため』です。この精読の段階では、1文1文の構造をしっかりと捉え(修飾関係・等位接続詞による並列関係…) 、『英文を構造化する』ことが大切です。
★前から読んでいく(長文読解への準備)
英語をきれいな日本語に訳そうとするならば、おおまかに文をいくつかのかたまりに分けた上で、まず主語を訳し、その後、後ろから訳していけばたいていの場合うまくいきます。
以下の例文を見てみましょう。
①I / ②went / ③to the library / ④with my friend / ⑤yesterday / ⑥in order to study English.
①私は⇒⑥英語を勉強するために⇒⑤昨日⇒④友達と一緒に⇒③図書館へ⇒②行った
確かにきれいに訳せます。しかし、私たちが日本語を読む際、わざわざこのように後ろから返って読むでしょうか?つまり、英語を読む際にも、日本語を読むときと同じように前から読めなければいけないのです。これが出来なければ、いつまで経っても英語を速く読めるようにはなりません。言い換えると、構造を取ろう、と最低一度は読み返すので、前から読む場合と比べて、どんなに速くとも2倍はかかってしまうのです。そこで、以下のように読み進むことが求められるのです。
①私は⇒②行った⇒③図書館へ⇒④友達と一緒に⇒⑤昨日⇒⑥英語を勉強するために
つまり、英語はSVの後に次々に情報が加えられていく構造なのです。よって、読んでいく際には、SVを的確に捉えた上で、その後の情報に注意を払いながら読み進めていけばよいのです。イメージ化すると以下のようになります。
①私は⇒②行った→ (どこへ?) ⇒③図書館へ→ (誰と一緒に?)⇒④友達と …
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頭の中で考える
また、上の文では文を6つのかたまりに分けましたが、はじめからかたまりに分けることは難しいでしょう。そこで、最初のうちは1単語ずつ読み進めていって下さい。それを繰り返すうちに、だんだんと「意味のまとまり」が見えてくるようになります。
以上となります。